レジオネラ感染症
1976年夏に米国フィラデルフィアのホテルで行われた在郷軍人の大会で122人が原因不明の急性肺炎に集団感染し、29人が死亡したのが初めてです。そのため、在郷軍人病とも呼ばれております。後にこの菌はレジオネラ菌と命名されました。
レジオネラ菌は、土中・池・河川・湖沼などのアメーバに寄生し、また24時間風呂・温泉・循環式風呂・公衆浴場・サウナ・プール・空調設備(エアコン)の水冷冷却塔・加湿器・給湯設備・人工の滝・噴水などでも発見されます。24時間風呂や温泉などでの発生事例が多く報告されていますが、これらの原因は主に、殺菌のための塩素が不足したり、源泉貯湯槽温度が60度以下であったり、温泉湯が殆ど入れ替えてなかったりしたことによります。
これらを肺の中に吸引することにより感染し、発生率は数%と低いのですが、乳幼児、高齢者、免疫機能が弱った病人、男性の喫煙者、飲酒家など、また男女比は3:1で男性に多いといわれてます。
軽症の場合、頭痛、発熱、筋肉痛、関節痛、下痢などが見られ、重傷の場合は高熱、悪寒、筋肉痛、吐き気、意識障害などの症状を呈します。発症してからは急速に病状が悪化し、重症例では適切な治療が行われないと7日以内に死亡します。