ドクター酒井は本日休診

東京・横浜・湘南から「草莽崛起!」(86)

 

“5Gと米中覇権争い”

次世代モバイル通信技術5Gが、何故、米中貿易戦争や米中覇権争い、硝煙無き戦いと言われる米中冷戦の大きな原因と成っているのでしょうか?
   
 平成28年版情報通信白書によると5Gでは,全く新しい無線インフラを活用することで、@最大上り10Gbps、下り20Gbpsの超高速通信が可能と成ります。4G/LTEと比較して20倍〜100倍の高速通信が実現すると言われています。A1ミリ秒程度の超遅延(4G/LTEの10分の1〜50分の1)で、遅延もほぼゼロと言って良いでしょう。B1平方キロ当たり100万台(4G/LTEの100倍)もの機器に同時接続が可能とされています。
   
 単純化すると1G携帯電話→2Gメール→3Gインターネット→4Gスマホとイノベーションが進み、ついに5Gでは4K/8Kなど高精細画像を超高速伝送し、自動運転や遠隔ロボット操作、ドローン操作も可能に成ります。スマートメーターやインフラ維持管理、コンビニや家庭内各種機器の膨大な数のセンサーや端末にも多数同時接続し、IoT時代の頂点を極めるとも言えます。
   
 中国はこの5Gの重要性を充分理解しており、第13次5カ年計画では「戦略的新興産業」、「新成長領域」と位置づけました。中国製造2025計画では「5Gにブレークスルーを起こし」、中国が世界の製造業ナンバーワンの地位を目指すと公約しています。
   
 5Gの活用が日常生活や単なる社会活動、企業活動などに限られていれば、世界各国による単なる技術革新競争・経済競争ということに成ります。
   
 しかし当然、次世代モバイル通信技術5Gは、国家間の外交・国家安全保障・軍事活動にも多大な影響をもたらし、目から鱗が落ちる様な世界情勢の大変化を起こす可能性があります。
   
 情報通信プラットフォームの5Gで中国に主導権を握られるということは、日本や欧米の自由民主法治国家が、情報収集諜報活動、スパイ工作活動、情報操作、サイバー攻撃、弾道ミサイル操作やドローン・ミツバチ攻撃、ロボット兵士やAI軍事力等で中国に支配されるということです。
   
 即ち、共産党独裁軍国覇権帝国主義国家の中国による世界支配(パクス・シニカ)を許すことに繋がるのです。
   
 5Gの主導権争いは、ファーウェイ社が行った最先端技術や機密情報の窃取や知的財産権の侵害は言うに及ばず、その本質は日米同盟・台湾・欧米諸国対中国の世界覇権争いなのです。チベットやウイグルで、中国によって行われている民族浄化の残忍冷酷さを考えると、絶対にこの「次世代モバイル通信技術5Gの戦い」に我が国は負けるわけにはいきません。


 
     

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