| ●歯の「ホワイトニング」 自然な白さを持った健康的な歯は、美しい笑顔の源です。しかし、いろいろな原因で歯の変色があり、悩んでいる方も少なくありません。歯磨きの効果が不十分で黄ばんでいたり、茶シブや食べ物の色素、タバコのヤニ等が表面に付着している場合は、機械的に取り除くことが出来ますから、その解決は比較的簡単です。これとは別に、顎の中で永久歯が造られる途中の子供の頃に、服用した薬剤(テトラサイクリン系抗生物質等)や特定の化学物質が歯の質に影響し色が着いたり、歯の治療や加齢に伴って歯の色が変わってしまうこともあります。このような歯の変色に対して、歯の質そのものに対するダメージ(歯を削るなど)を最小限にとどめて、変色を改善するためには、「ホワイトニング」すなわち、歯の漂白という方法をとることになります。 以前から、神経を取り除く治療がされている歯の変色に対しては、酸素の漂白力を応用した方法が、日本でも一般的に行われています。しかし、神経の生きている生活歯に対する漂白方法が、歯の審美性に対する関心が高いアメリカで、開発・普及し、日本においても漂白のための薬剤数種類が正式に認められました。そして、「審美歯科」や「歯のホワイトニング」という言葉とともに急激に普及しました。 歯の漂白法には、歯科医院において歯科医師が行う、“オフィスブリーチング”と呼ばれる方法と、患者さんが自宅で薬剤を使用する、“ホームブリーチング”という方法があります。“オフィスブリーチング”では、高い濃度の薬品と、場合によっては光の作用を併用し、比較的短い時間と少ない回数で漂白効果が得られます。“ホームブリーチング”では、個人専用のシリコーン製マウスピースと取扱いの容易な薬剤を用い、就寝時のみの数日間で漂白を行います。効果には個人差があったり、いったん白くなった歯が逆戻りすることもあります。また、変色の程度や原因によっては適用できないこともあります。歯は、白ければ白いほど美しいというわけではありませんが、歯の色に悩みのある方には、福音となっています。費用に関しては、健康保険の適用がされませんので、歯科医によくご相談下さい 。 |