冷房病、アレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎について


1.冷房病について
 冷房病というのは、室内の冷房が原因で起きる、“夏の冷え症”だと考えられています。例えば、足腰や体が冷え、だるさとか疲労感、頭痛やノドの痛み、手足の神経痛、めまいや腹痛が起きたりもします。女性では、室内を冷やし過ぎると、月経不順や生理痛を始め様々な症状を訴えます。
 21世紀の大都会では、夏に冷房ぬきの生活は考えられなくなっています。それは、日本の夏が、単に気温だけでなく湿度も高いので、蒸し暑いためです。しかし、快適であるはずの冷房も、使用法によっては、体に大変悪い影響を与えるのです。

冷房病予防のポイント
その1:強風が直接に当たらないように!
 薄い衣服をはおるなどして、風から肌を守りましょう。風速が1メートル増す毎に、体の皮膚の温度は1度下がるといわれています。

その2:温度を下げ過ぎない!

 外の気温と室内の温度差は、5℃以内が望ましいのです。つまり外気温が30℃〜35℃なら、室温は25℃〜28℃位に、なるべくこまめに温度調節をしましょう。

その3:湿度を下げる工夫を!
 湿度が下がれば、気温が高くてもそれほど不快ではありません。室内の風通しを良くしましょう。また最近のエアコンは、ドライ機能がついているので活用してください。

その4:下半身の保温を!

 足腰が冷え易いので、特に女性は、下半身の保温に心がけることが大切です。膝かけや座蒲団を使用したり、ストッキングの上に靴下を履きましょう。

その5:たまには窓を開けてみよう!
 長時間冷房した時は、冷たい空気が床の方に澱んでいるので、思い切って一旦窓を開け外気を入れて、空気を入れ換えましょう。
 また時には、体を動かしたり、軽い体操を行い、血液の循環を良くし冷えを予防しましょう。


2.アレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎
 アレルギー性鼻炎とは、ある特定のアレルゲンが鼻孔から吸い込まれて、鼻の粘膜に達し、そこで感作されて抗体ができ、次に抗原に晒されたときに起きる“抗原抗体反応”です。三大症状は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」です。アレルギー性鼻炎は、通年性アレルギーと季節性アレルギーに分けられます。

通年性アレルギー性鼻炎
 通年性アレルギー性鼻炎の主なアレルゲンは、室内塵すなわちハウスダストおよびダニです。その他にも、蛾、ユスリカ、ゴキブリ、カビ、動物の上皮や毛などもあります。予防・治療としては、やはりアレルゲンの除去が一番です。またこれらを吸い込まないようにすること(逃げる・避ける・よける)です。

季節性のアレルギー性鼻炎
 季節性のアレルギー性鼻炎は、殆ど花粉によって起きます。いわゆる花粉症です。この花粉症は木や草の花粉によって引き起こされますが、アレルギー性結膜炎も一緒に起きます。この代表的なものがスギ花粉症です。花粉症といえば即スギ花粉と思われがちですが、樹木ではヒノキ、シラカバ、ハンノキなどの花粉症もあります。

 スギ花粉は二月上旬から飛散し四月まで、ヒノキは三月中旬から五月上旬まで続きます。ハンノキの開花期は二月から四月で、シラカバも四月から五月までです。草花では、スズメノテッポウやスズメノカタビラが三月から五月末まで開花、花粉が飛散します。カモガヤやホソムギなどのイネ科の植物は主に初夏の頃、すなわち五月から六月末ころまでありますが、ハルガヤやオオアワガエリは八月、九月末まで続きます。ギシギシなどタデ科の植物では六月から八月まで開花します。夏から秋にかけては、キク科の植物が開花の時期を迎えます。ブタクサ、オオブタグサは八月から十月末頃まであります。ヨモギもほぼ同時期に開花します。その他、カナムグラなどのクワ科の花も九月から十月上旬まであります。以前から、男子の学童に起こり易い春季カタルと言われる眼の結膜炎がありますが、これもアレルギー性結膜炎です。

 “花粉症対策は、眼や鼻に花粉が入らないよう予防すること!”



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