●お年寄りとトイレ

 年をとるにつれ、夜中にトイレに起きる回数が増えたり、排尿に時間がかかるなど、いろいろ不便なことも増えてきます。そんな身体の傾向をまずは知っておくことが大切です。

夜中にトイレに起きるのはなぜ?
 これは昼間腎臓があまり働かず、夜寝てから体が休んで温まり、血液が腎臓に多く流れて尿が作られるからです。


年をとると排尿に時間がかかる?

 一般に男性では歳をとると排尿に時間がかかるようになります。ことに前立腺の肥大が起ってくると排尿に時間がかかります。この前立腺肥大症はある程度まで薬で治療できますが、尿道をひどく圧迫し非常に狭くなったときは、手術を受けなければなりません。また前立腺にがんが発生することも多くなってきていますので要チェックです。また、女性は咳をしたときやお腹に力が入ったときなどに尿が漏れてしまうことがあります。これは尿道を閉める筋肉の力が弱くなっているためです。

●対策
下半身を冷やさない。
トイレを温めて

 特に冬場などトイレが寒いと、とかくおっくうになり便秘になりやすいものです。そのため保温対策が必要です。便秘の原因では習慣性便秘が多く、我慢したりしていると余計ひどくなって腸閉塞になることもあります。


まずは便秘にならないことが大切
水分をたっぷりとる
野菜などの食物繊維をすすんで取り入れる
毎日朝食後にトイレに行く習慣を!

 極端に水分の摂りかたが少ないことや野菜などの食物繊維の摂取不足はますます便秘をひどくします。毎日朝食後30分から1時間ぐらいの間にトイレにいって排便するように習慣づけることが大切。下剤はなるべく少量飲んで便通をつけるように、できるだけ薬に頼らないように心がけましょう。薬を飲むとき、食事の時も十分な水分を摂ることも必要です。
 その他、大腸の癒着や狭くなっていたりすると便秘になりますし、大腸がんや直腸がんのために便秘になっていて、その結果腸閉塞になって発見されることさえあります。浣腸を上手にすることもよいのですが、その際には十分な量が必要です。イチジク浣腸ならば1回に2個使用すれば効果的です。


トイレは早めに。
 よくトイレが間に合わなくなってしまうことがありますので、トイレは少し早めに行くようにしましょう。


下痢になったら早めに治療を
 一般に老人では急性の下痢になることは少ないのですが、急激に水分や塩分などが失われると脱水状態になり、心不全や腎不全となり重体になり易いので、できるだけ早めに治療を受けるようにしてください。



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