夏季熱について

1.
気温が高く湿度も高くて蒸し暑い時期に、原因不明の発熱が続くことをいいます。主として乳幼児にみられます。
2.
発熱といっても高熱ではなく、37度台の発熱で、38度を超えることは少ないようです。
3.
発熱以外の症状としては、多少の不機嫌や食欲不振などもみられることもあります。咳や鼻汁<はな>などのいわゆる風邪症状はあまり見られません。
4.
いろいろな検査をしても異常な結果は出ません。
5.
原因は、乳幼児は体温を調節する機能が未熟であったり、高温の環境下での体熱を放散する能力も不十分なため、からだの中に熱がたまった状態になるためと言われています。ウイルスや細菌の感染によって引き起こされる感染症ではありません。
6.
二、三日の発熱だけでは断定はできませんから、医師の診察を受けて経過を診てもらいながら判断をします。
7.
診断の手助けになるのは体温を計った記録です。診断をより確実にするために、朝、昼、夜を通じて一日のうちに三、四回の体温を計って毎日記録してみましょう。熱帯夜が続くようなときに、乳幼児がむずがるようなら体温を計ってみましょう。
8.
解熱剤は使わないようにしましょう。水分を充分に与え、部屋の風通しをよくして涼しくしましょう。
9.
エアコンなどで気温を下げたり除湿をするのもよいでしょう。但し、夜間および早朝にかけてまでエアコンを付けっぱなしにして、逆に冷やし過ぎたりしないように注意しましょう。また、長時間にわたって扇風機の風を当て続けないようにしましょう。
10.
乳幼児が熱を出す原因には多くの病気があります。何か変だなと思ったら体温を計り、記録するとともに、頭部・頸部・腋下・鼡径部を冷凍した保冷剤などを、上手に利用して冷やして快適にしてあげてください。十分な水分補給も必ず行いましょう。

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